プロパー融資について知ろう

プロパー融資ってどういうことでしょう。
銀行からの融資を検討する際に知って起きたい用語ですので、今回はプロパー融資についてご説明します。
メリット、デメリットを知って融資に役立ててください。

1.プロパー融資とは

プロパー融資とはどういうものでしょう。
銀行が事業者向けに行っている融資には、2種類あります。
一つが、保証付融資で、信用保証協会が仲介する融資です。
もう一つが、今回ご紹介するプロパー融資です。

保証付融資というのは、信用保証協会が保証人となってくれるため、中小企業であっても銀行からの融資を受けやすくなります。
信用保証協会は、事業計画にアドバイスをしてくれたり、銀行への返済が難しくなった際には債務保証をしてくれることで、中小企業を支援してくれています。

それではプロパー融資とはどういった融資なのでしょうか。
こちらは、事業者自身が、銀行から直接お金を借りることです。
信用保証協会は全く挟まずに融資を受けます。
そもそも「プロパー」とは「本来的なもの」を意味する英語です。
本来、金融機関は、貸し倒れのリスクを100%負う代わりに、利息をもらうというビジネスモデルです。
そのため「本来的なもの」である融資方法がプロパー融資と呼ばれています。

プロパー融資は、融資を受けようとする会社の業績や担保、保証人の信用力といったものを総合的に判断し、融資額や融資金額が決まりますので、一つとして同じものはありません。

2.どうしてプロパー融資にするの?

事業者が直接融資を受けるということは、金融機関には返済してもらえないというリスクがあります。
そのため、実績のない創業時は、基本的には、プロパー融資は利用できず、保証付融資を利用します。

銀行にとってリスクがあるということは、融資の審査が非常に厳しくなります。
慎重に審査されますので、実際にお金を借りることができるまで、時間がかかります。

それでは、プロパー融資のメリットがあるのでしょうか。
実は、保証付融資は限度額があり、保証協会に保証料を支払わなくてはなりません。
その保証料は融資の額や返済期間によって異なりますが、1,000万円の融資で約5万円から50万円で、この保証料が不要になります。

それでは、限度額なしというのは、どうでしょうか。
創業時はそこまで大きな資金が必要ないとしても、会社の規模が大きくなるにつれ、大きな資金が必要になります。
その場合、限度額がないので、プロパー融資が利用されます。

また、オーダーメイドの融資なので、保証付融資よりも低金利で融資を受けることができる可能性があります。

もちろんデメリットもあります。
まずは、先ほども出てきた審査が厳しいということです。
また、プロパー融資の方が保証付融資より、返済期間が若干短くなります。
というのも、返済期間が長くなればその会社の経営状況が変わってしまうリスクがあるからです。
その他、担保や、代表者とは別の保証金を求められます。
もちろん、業績が良くて、過去に何度もプロパー融資を受けた実績があれば信用度が上がりますから、返済期間が長くなることもあります。

実は、自治体によっては、事業拡大のため、プロパー融資を受けるのと同時に受けることができる好条件の融資制度があります(例:横浜市 成長サポート協調資金)。

3.プロパー融資を受けることができる条件は

プロパー融資を受けるには、銀行にきちんと返済できる体力があると示すことができなくてはなりません。
信用を積み上げて、審査に臨む必要があります。
そのために、一般的には3回以上決算が終了している必要があります。
銀行をメインバンクにして、法人取引や口座のお金の流れを共有しておきます。
また、定期預金等の残高が多い場合も、プロパー融資を受けやすくなります。

創業から5年経過して、経営が軌道に乗ったと銀行は判断します。
とはいえ、業歴の長い会社に比べたら融資を受けられたとしても条件面で劣ってしまう可能性もあります。

まずは、その銀行で、保証付融資を受け、最後まできちんと返済し、その後も保証付融資で実績を積み重ねていきます。
そうやって信頼を積み重ねていって、新たな融資の相談をした際に、プロパー融資を提案されるというのが一般的な流れになっています。

4.プロパー融資の審査基準は

それでは、プロパー融資の審査を通るためには、どういった点に気をつけたらいいのかみていきます。

審査基準として一番重視されるのは、税引き後の当期利益です。
その額が大きければ大きいほど、審査に有利となります。
そして、現預金残高、流動比率は、多いに越したことはありません。
気を付けないといけないのが、自己資産です。
自己資産が多ければ多いほど良さそうですが、無駄に多く資産を持っているとマイナス評価となります。
以上が基本的なことですが、もちろん、人が判断することですから、代表者の審査に臨む際の態度や人柄といったことも影響する面があります。

5.日本政策金融公庫はプロパー融資なのか?

日本政策金融公庫での融資は、プロパー融資にあたるのでしょうか。
定義からすると、信用保証協会が仲介していませんのでプロパー融資にあたります。
日本政策金融公庫は、プロパー融資ですが、一般的な金融機関と異なります。
他の金融機関に比べると、中小企業や個人事業を支援するために設立されている機関ですから、融資を受けやすくなっています。
創業時でも融資を受けやすいのが日本政策金融公庫で、しかも、保証料を払う必要もありません。

まとめ

プロパー融資についてみてきました。
プロパー融資は信用保証協会の返済保証がありませんから、金融機関からの審査が慎重になり、より厳しくなります。
保証金が不要で、限度額がないというメリットもありますので、融資の目的に応じて、融資の種類と特徴を知っておきましょう。
いつでもプロパー融資を視野にいれられるよう、好業績が続き、人間的にも成長できているよう経営をしていくことができれば言うことありませんね。

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