融資とは?その種類と出資の違いを理解しよう!

事業を継続するにあたって「融資」というのは、切っても切れないものです。
そもそも融資とはどういうものなのか、いざ説明しようとすると意外と難しいものです。


融資も種類がありますので、ここで一度、整理してみたいと思います。

1.融資とは?

融資というのは、金融機関がお金を貸すことです。
融資を受ける側からすると金融機関から借入をすることですから、借金です。

借金でイメージするのは、生活費や、大きな買い物、大きな出費、つまり消費という行為をではないでしょうか。


一方、融資というのは、同じ借金であっても、その目的は、事業のための資金です。


事業を成長させ、利益を生むために、お金を借ります。
そのため、融資を受けることで、さらにお金を生むことができるのです。
融資はそういうものだとしても、お金を借りているという事実は変わりません。
当然、返済義務がありますし、利息を支払う必要もあります。

日本人は、無借金経営に美徳を感じている方も多く、お金を借りることを嫌う傾向にあります。


もちろん、計画性のない借金を重ねていくことは、良くありません。
しかし、事業の存続や発展のために、ここぞというときには、融資を受けるということは、消費を目的とした借金とは異なります。


一つの経営戦略として、融資は位置づけられます。

金融機関に、融資を申し込む際には、その融資がどのように使われ、今後、会社が発展していくことをきちんと示す必要があります。


そして、融資を受けることができたら、期日どおりに返済していかなくてはなりません。


そうしたことを積み重ねていくことで金融機関との信頼関係を構築していくことができれば、Win-Winの関係になっていけます。


また、そのようにして、金融機関から融資を受けることができる会社として、外部からの信用度も高めることができます。
というのも、金融機関も当然、確実に返済してくれるところに、お金を貸したいと思っています。


そして、その相手先が貸したお金を活用して発展していけば、銀行にとっても利益になっていきます。

しかし、事業者の側は、いつも積極的な融資を受けたいとは限りません。
事業を継続していくため、資金繰りを改善するための融資を金融機関にお願いしないといけない状況もあります。


そうなってからでは、金融機関はお金を貸そうとしてくれなくなりますから、事業者側としては、そのような事態に陥る前に計画的に、融資を受けるようにしていきます。


無借金経営にこだわってぎりぎりまで、お金を借りないのではなく、必要なときに投資できるよう、資金を確保できるように融資を受けておくことも重要です。

2.事業用融資の4つの形態とは

金融機関から受ける融資には、4つの形態があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

(1)当座貸越

当座貸越というのは、あらかじめ設定された範囲の中で、事由にお金を借りる・返すということができる融資方法のことです。


当然、融資を受ける際には、その都度、融資に対する審査が行われます。
この融資方法であれば、限度額まで自由に借りることができますから、急に資金が必要な場合でも、すぐに資金調達ができるメリットがあります。


金融機関からすれば、リスクの高い融資になるので、この当座貸越の審査は、非常に厳しくなります。

(2)証書貸付

証書貸付というのは、金銭消費貸借契約証書という借入契約を交わして融資を受ける方法のことです。


契約ですから、契約日、借入金額、利率、遅延の損害賠償金、返済方法、返済期間といった基本的な項目が記載されています。


証書貸付は、返済期間が1年以上の融資で用いられ、金融機関の扱う融資制度や商品ごとに設けられています。
返済期間が長くなると、それだけリスクも高くなるので、比較的審査が厳しくなります。

(3)手形貸付

手形貸付というのは、金銭消費貸借契約証書の代わりに、約束手形を振り出して、融資を受ける方法のことです。


手形貸付を行うには、その金融機関に当座預金口座が必要になります。
この手形貸付は、短期の借入を目的としていることが多いです。
そのため、比較的融資を受けやすくなっています。


ただ、やはり、返済が遅れるといった不渡りが起こると、信用が低下しますから、手形の決済日には注意が必要になります。

(4)手形割引

手形割引というのは、取引先から受け取った手形を金融機関に買い取ってもらう、融資方法になります。


手形は、その期日がくるまで、現金化できません。
その手形を担保にして、金融機関からお金を借りるということです。


元々自分のものとなるお金を、早めに現金にしてもらうと捉えられ、融資の一種と認識されていないことが多いです。


その手形が不渡りになるリスクがあるので、手形を発行している取引先の業績によって、手形割引が利用できない場合もあります。

3.融資による資金調達の種類とは?

融資の形態は上でご紹介した4つですが、融資をしてもらう金融機関の種類によって、さらに2種類に分けられます。

(1)公的融資

公的融資というのは、国や地方公共団体による融資のことです。
公的融資には、政府系金融機関の日本政策金融公庫と、地方自治体が窓口となる融資があります。

①日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は政府が100%出資している金融機関です。
中小企業や個人事業主を支えることを目的としており、民間の金融機関からの融資が難しいといわれる事業主への支援を積極的に行っています。


他の金融機関より低金利で、無担保・無保証人でも融資を受けることができます。
また、創業時であったも融資が受けやすいという特徴があります。

②制度融資

制度融資は、地方自治体が窓口を行っています。
ただ、実際に融資としてお金を貸してくれるのは民間の金融機関です。


こちらも日本政策金融公庫と同様に、連帯保証人が不要で、低金利の融資を受けることができます。


信用保証協会による保証が必要となりますが、日本政策金融公庫と併用して利用できるという特徴があります。

(2)民間融資

民間融資というのは、都市銀行や地方銀行、信用金庫などの金融機関からの融資のことです。
公的融資よりも審査が厳しくなる傾向があります。
また、創業時は融資を受けることが難しい傾向があります。

①プロパー融資

プロパー融資というのは、金融機関から直接、融資を受ける方法です。
いきなりプロパー融資を受けるのは難しく、事業が順調で、これまでに融資を受けてきちんと返済をしてきた実績を積んでいると、金融機関からすすめられることがあります。


プロパー融資は、融資限度額がなく、審査が厳しい傾向にありますが、自由度の高い融資という特徴があります。
加えて、プロパー融資を受けることができるということは、社会的信用が高まるというメリットがあります。

②信用保証付融資(保証協会付融資)

信用保証付融資というのは、金融機関から融資を受ける際に、信用保証協会が保証人となる融資の方法です。


万が一返済できないような状況になった場合、信用保証協会がリスクを負ってくれるので、金融機関はお金を貸しやすくなる仕組みとなっています。


そのため、融資を受ける際は、信用保証協会との面談が必要になりますし、保証料の負担が発生しますが、融資を受けやすくなるというメリットがあります。

4.融資と出資の違いとは?

事業用の資金調達としては、融資の他に、出資という言葉もよく聞きます。
出資というのは、会社に投資をしてもらう方法ですから、返済義務のある融資と大きくことなり、返済する必要がない資金調達方法になります。

出資の場合は、出資してもらったお金を返す代わりに、新株発行による株式や、配当でお返しをしていきます。


その場合、株式を渡すことになりますから、創業者より多くの株を保有されてしまうと会社の経営兼を握られ、創業者の思うような経営ができなくなるという面があります。

5.創業時におすすめの日本政策金融公庫

このように、ひとことで融資と言っても、金融機関によって、公的融資や民間融資があり、その形態も4種類あるということを見てきました。


創業資金の融資は、日本政策金融公庫の融資をおすすめします。
日本政策金融公庫であれば、創業時を対象とした融資制度(新創業融資制度)がありますし、無担保・無保証人で融資を受けることができます。


日本政策金融公庫から融資を受けるのであれば、認定支援機関を経由することで、書類作成のサポートを受けることができ、より有利な金利で、しかも融資も受けやすくなるという融資制度もあります。

まとめ

事業融資の調達方法には、さまざまあります。
それらの方法の特徴をしり、もっとも適したタイミング、もっとも適した方法で、資金調達をすることも重要な経営戦略です。


すぐは、利用できないとしても、知っておくことで武器となります。
これからも、情報収集していきましょう。

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