日本政策金融公庫の融資審査で住宅ローンは影響するか?

日本政策金融公庫は起業する際に、個人や中小企業にとって強い味方です。
そもそも、日本政策金融公庫は、銀行など民間の金融機関ではなかなか融資を受けにくい個人事業主や中小企業の支援を目的に設立されています。


多くの個人事業主や中小企業が起業や追加融資で日本政策金融公庫の融資を利用しています。


しかし、申し込めば100%融資を受けることができるというわけではありません。 返済の見込みがあると判断されない場合は融資を断られます。


少しでも融資を受けられる可能性を高めたいと、借金を隠して日本政策金融公庫に融資の申込みをして審査を受けたとしたら、どうなるでしょうか。

1.信用情報機関(CIC)とは?

CICをご存じですか。
CICとは、クレジットカードやローンなどの信用情報機関です。
クレジットカードの利用状況や各種ローンの残債がいくらあるのかといった情報は、すべてCICが一元的に管理しています。


クレジットカードを申し込む時点で、カード利用規約の説明を受けて、同意します。


この利用規約には、信用情報機関に情報を照会することや、支払能力の調査に利用することについて同意をすることが含まれています。


クレジットカード会社は、申込者が利用代金を払えるかどうか審査をしてクレジットカードを発行しますが、そのときにCICに情報提供を受けています。


クレジットカードを発行した後は、その後の利用履歴がCICに提供されています。
各社の情報を一箇所でまとめているのがこのCICです。


各社は協力してCICに情報を提供し、新規申込者の審査にその情報を利用しています。
心配な方は、ご自身の信用情報をCICに開示申請することができます。

2.日本政策金融公庫もCICと連携している

2008年に日本政策金融公庫が設立してから、CICは連携しています。
日本政策金融公庫は、当然CICの管理している信用情報を融資の審査の際には照会します。


実は、CIC以外にも信用情報機関があり、日本政策金融公庫はそれらの情報を照会できますから、申込者の全ての債務状況を把握できる体制になっています。


CICはCRINという情報ネットワークでJICCやKSCとつながっていますから、CRINを通じてカードローンや住宅ローンの利用状況も知ることができます。


CICにある信用情報に問題がないとしても、その他のローンに問題がある場合、日本政策金融公庫の審査でマイナス評価となり、融資を受けることは難しくなります。

3.無担保の借入は不利?

信用情報機関に無担保の借入の情報があると融資を受けられる可能性は低くなります。
無担保の借入というのは、例えば、クレジットカードのリボ払いやキャッシング枠、カードローンが該当します。


もちろん、問題なく返済できていたり、希望する融資額が低く、返済に無理がないと判断されれば、日本政策金融公庫の融資を受けることができる可能性はあります。


融資を申し込むにあたり、借金はない方が当然、有利です。
ということは、完済できそうな借金は可能な限り返済をしてから、日本政策金融公庫に融資の申込みをすることが良いでしょう。

過去にクレジットカードやカードローンの返済に延滞があったり、事故情報があると信用情報機関にその履歴が残っていますから、日本政策金融公庫の審査には通りにくくなります。


こうした情報があるということは、公庫への返済も滞るリスクがあると判断されるためです。


クレジットカードの支払が数日延滞したぐらいでは問題にならないのですが、61日を超える長期の延滞や、債務整理、強制解約といったことがあると、審査はほぼ通りません。


こうした事故情報はCIC医に5年間、残されています。
ということは、事故が発生してから5年間は融資の申込みはしない方が良いということになります。

4.住宅ローンや自動車ローンの影響は?

借金といっても、住宅ローンや自動車ローンの残債があっても審査に影響しません。


というのも、住宅ローンと自動車ローンは、有担保ローンであり、返済できなくなった場合に家や車を売りに出せばいいということで、リスクの低い借金になります。


そもそも、住宅ローンといった高額なローンを組めるというのは、その審査を通ったという信用力のある証拠になります。


ですので、大きな額の住宅ローンや自動車ローンがあっても、日本政策金融公庫の審査においては問題ありません。


ただ、注意が必要なのは、その利用状況です。
もちろん、これらの利用状況も信用情報機関で管理されていますから、延滞していたりすると、審査のマイナス評価となります。

5.信用情報は審査の全てではない

日本政策金融公庫では、申し込まれた融資に対して、複合的な情報で融資の可否を判断します

これらの項目と、希望する融資額のバランスをみて判断します。
どれか一つにマイナス要素があるからといって、まったくだめだということにはなりません。


今回、見てきた無担保融資が残っていたり、過去に返済事故があったとしても、その他の項目でプラスの要素があれば審査に通る可能性があります。


例えば、自己資金を計画的に貯金し、十分な額準備できていたり、事業計画が矛盾なくしっかりと作成されていれば、その事業が成功し、返済能力があると判断されます。

6.借金は隠してもばれる

どの金融機関においても同じなのですが、新しくクレジットカードを作ろうと思ったり、ローンを組もうと思って、借金を隠して申請書を作成しても、必ず借金の存在やこれまでの履歴は確認します。


日本政策金融公庫も当然、同じですから、申込み時の書類に印象が悪くなるからと借入金を書かないでいると、必ずばれて印象が悪くなります。


正直に書いていれば審査に通るはずの融資申込み内容だったとしても、借金を隠していたことで融資不可と判断されるリスクがあります。


借金があるから絶対に融資は無理だということではありませんから、正直に状況を説明した方が印象は良くなります。

まとめ

日本政策金融公庫に融資を申し込む際、借金は隠しても必ず先方に把握されます。
というのも、信用情報は信用機関で管理され、金融機関が照会できるように仕組みが出来上がっているからです。


借金があれば融資を断られるということではありません。
借金は隠し通せるものではありませんから、正直に状況を伝える方が得策です。


その他の重視されている項目において高評価を得られれば、総合的判断で融資を受けられる可能性はあります。


それでも心配な場合は、専門家の支援を受けるということもおすすめします。
認定支援機関を通じて日本政策金融公庫に融資を申し込むことで融資を受けられる可能性を高めることもできますので、検討してみてください。

株式会社アンチテーゼ

とにかく勝てる融資サポートをいたします。

  • 無料相談
  • 年間実績1000件以上
  • 事業計画書、収支計画書作成サポート

今すぐ無料で相談する!